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自社の作事場を建設するにあたり、郡上産材を使った木造とし、屋根には洋小屋トラスを採用しました。一般的に日本の木造建築の屋根は、和小屋と呼ばれる、梁の上に小屋束を立てて屋根を支える構造です。一方洋小屋は登り梁、真束、陸梁、挟み梁といった独自の部材で屋根を支えます。明治期に西洋から伝えられた技法で、近年までの学校、講堂、役所、倉庫などの大空間を擁する木造建築には無くてはならない技法でした。今ではほとんど目にすることはありませんが、木造で大きなスパンを飛ばした空間を作るためには、やはり最適な工法です。
名 称 : 作事場
竣 工 : 2006年4月
所在地 : 岐阜県郡上市
構 造 : 木造平屋建て
面 積 : 178㎡(約54坪)
設 計 : カネサダ番匠一級建築士事務所
施 工 : カネサダ番匠
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